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過去は変えられる。という"お話" [その他]

ある日のこと。

某"つぶやき"的なナニをつらつら眺めていると、とある"つぶやき"に「わたモテ」という単語が出てまいりました。

なんだそれ? と、その語感に興味が湧き、私はその"つぶやき"を読みます。
すると、「わたモテ」は、どうやら「観るのに気合が必要」な、まあ、何かコンテンツらしいということが判読できましたので、語感的な興味も手伝い、私はさっそくグーグル先生に教えを乞うてみました。

先生の曰く「わたモテ」なるものは、漫画を原作としたアニメであり、その正式なタイトルは「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」
"みんなで作る辞書"的なアレに掲載されていたあらすじやキャラクターの説明を読んでみたのですが、素直になんだか内容がよく分かりませんでした。というか、私にはそれが"おもしろい物語"であるとはどうにも思えない。そして、「観るのに気合が必要」という意味もまったく見えてきません。
しかし、どうやらこの「わたモテ」はとても"おもしろい"らしく、人気も高い作品なのだという情報がネットあちこちに散見できるワケです。まあ、だからアニメになっているんでしょうけれど。。。 ついでに、私の居住地域でも放送されていることが判明。

で、タイトルが魅力的だと感じた私は、内容云々は観れば一目瞭然であろうと先日録画を決行し、とりあえず観てみました。

内容というか、直接的にストーリーに触れることはしませんが、この「わたモテ」という物語で描かれているのは、どうやら、いわゆる"肥大化した自意識"であり、空想、あるいは妄想、なんなら理想と言い換えても良いのかも知れません。そういう主人公の脳内にある自身の"虚"の像と自身の直面する"実"の像とのギャップをさまざまな方法でなんとか埋めようとし、しかし、恐らくはことごとく失敗を繰り返す少女の様子を、主観的でありながらある種俯瞰的に、かつコミカライズして描き、その誰しもが大なり小なり経験したであろう、あるいは経験しているであろう一種の自嘲、もしくは自虐的な"あるある"的滑稽さに共感することで"おもしろい"と感じさせる作品であるのだろうと思われました。

なるほど。

私は途中の一話しか観賞していませんので予測に過ぎませんが、男の子で言うのなら「武器になるサイズの棒はとりあえず拾う」的幼少期とか、「バイクの免許を取れば何かがどうにかなる」的少年期の記憶を強制的に喚起させかねないこの「わたモテ」は、確かに「観るのに気合が必要」な作品であるのかも知れませんね。。。

この物語、正直根本的には暗いお話だと思います。コメディなんだけれど、そもそも誰しもが抱えるであろう負の部分というか、ぶっちゃけ暗さそのものをデフォルメしてギャグにしているので、確かに"笑える"けれど、やっぱりどこか、こう、悲しいというか、暗い。

しかし、そんな中"救い"だと私が感じた部分もあります。

それは、主人公の少女に男兄弟(弟)や親友(羨ましい、あるいは妬ましいとさえ感じることがあったのだとしても)が存在していること。

そしてなにより、主人公自身が自分のことを"心底イケてない"などとは決して思っていないであろうと観えること。

いや、そう考えると暗くない、、、のか?

この主人公、対外的にはともかくその内面は非常に明るいです。ある一定の行動力や決断力も持ち合わせているし、自身の我が儘さや弱さを許容する安定した精神面も見せる。

これ重要です。彼女は自身に満足してはいないが、決して自身を嫌ってはいない。むしろ好きだろうと思われる言動や行動を見せます。しかも、たとえそれが誇大妄想であれ、空回りしてしまう行動であったのであれ、彼女は自身を向上させようと確かに行動し、その失敗に泣いたりもするけれど、でも自身の無能を許し、かつ、絶対にメゲない。

よく言われることですが、「反省はしても後悔はするな」

まあ、するなったって無理なお話ではあるし、誰しもがいつまで経っても拭うことの出来ない失敗を抱えて生きているものなのだろうとは思うのですが(--;ワタシモネ・・・

それでも、後悔したって既に起こってしまった事実は何も変わらないし、もう取り返しがつかないとしか思えないような失敗だって、後になってみりゃどーってことなかったなんてのは、本当によくある。

だから、実際に行動を繰り返し、しかもメゲることなく手を変え品を変え"厨二"的に自身の向上を望み続けるこの主人公は、将来的にきっと幸せになれる。


・・・ような気がする(^^;マ、ショセンフィクションナンダッテーオハナシナンデスケレド・・・

 

さて、


ここから、ちょっとラジオのお話を。

とあるリスナー投稿のコーナーでのこと。


ある青年が結婚することになったのだそうです。しかし、結婚式を間近に控え、彼はひとつの問題を抱えていた。

それは、内向的で社交性に乏しい人生を送ってきた彼には「式に招待するような友人が一人もいない」ということ。

伴侶となる女性は外向的で社交性が豊かであり、数多くの友人を招待したいのだと彼に式の計画を話していたのだそうです。

恋人に、実は自分には友人と呼べる者が一人もいないのだと告げるのをためらった彼は、考えに行き詰まりラジオの投稿でパーソナリティに相談を持ちかけた。

パーソナリティの答えは、

「正直に言え」

つまりは、これから長く生涯を伴にするのであろう彼女につまらない見栄や嘘は必要ない。正直に友人などいないと話し、その上でどういう式にするのか相談すればいい。なんなら、彼女の友人を紹介してもらい共通の友人として式に招待すればいい。

というものでした。


後日。

その青年から再び投稿がありました。


パーソナリティに背中を押された彼は「自分には友人と呼べる人が一人もいない」と正直に彼女に話してみたのだといいます。

彼女の反応は、"笑い"


曰く「そんなひとだと解っていた。解っていて好きになった。解っていて結婚するのだ」


その笑顔を見ながら、彼は思ったのだそうです。

「ああ。自分の暗い青春時代の思い出は、きっと今この瞬間彼女に"笑ってもらう"ためにあったのだ」


結局、彼は彼女の友人を紹介してもらい、彼らを二人の友人として式に招くこととし、彼の抱えていた問題は幸福のうちに解決。

 

さて、

彼女に"笑ってもらう"以前の彼の過去と、"笑ってもらう"以後の過去。何かが変わったでしょうか?


もちろん、起こってしまった過去の事実そのものは何も変わらない。暗い思い出は暗い思い出のまま、その痛みは痛みのまま。もしも彼が悔しいと、辛かったと感じた出来事を抱えていたのなら、それはいつまでも悔しく辛い出来事のまま。

けれど、それでも、私は変わったと思います。

彼の過去。「暗い青春時代」と自ら表した記憶は確かに塗り替えられた。彼自身の中で"笑ってもらう"という幸福の思い出と一対の記憶となった。

それはつまり、暗くて痛くて、苦しくて辛い。そんな出来事が、そんな出来事のまま、まったく違う思い出。まったく異質な過去へと変化した。


それはたぶん、彼が自ら手に入れようとして手に入れた理解者。すなわち良き伴侶の存在を掴み取ったから。

別にそれが必ずしも結婚相手である必要は無いんですけれど。なんなら人物である必要すら無いのかも知れないんですけれど。でも、結局、人は自ら何かを選んで、それを掴み取って、それでやっと過去の"かっこ悪い自分"みたいなものを受容することが出来るのかも知れない。"かっこ悪い自分"を"かっこ悪かった自分"へと変化させることが出来るのかも知れないな、とm(_ _)m


すなわち、

過去は変えられる。という"お話"

 

ね?

「わたモテ」の主人公。いつか幸せになれそうな気がしませんか(^?^)


コメント(2) 
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コメント 2

cinq

過去の恥ずかしい、あるいは嫌だった思い出・・・それらは、その本人の考えなわけだから、その人の考え方が変われば「過去は変えられる」あるいは変わったのと同義。
うん、その通りだと思います(^.^)
ときどき「気の持ちよう」とか「考え方ひとつ」で幸せになれるみたいなのを目にしますが、それに通じるものがあるかもですね。

わたモテ・・・確かに見るのに気合が居るというか、痛すぎて見てるのが辛いというかw
主人公(あれ?名前がわからないw)も、きっとハッピーエンドが待っていますよ。

by cinq (2013-09-03 11:36) 

川端

>cinqさん

『やり直しになったのではない。やり直せるのだ!』

みたいなロジックですわな(^^)

ラジオの彼の場合は、前例の前向キングのCMみたく理屈で自分の中だけポジティブな考え方に変化"させた"のではなく、他者によって変化"させられた"。つまりは救済されてんだと思うんですよね。
たとえ一時の何かであったのだとしても、その瞬間のそういう関係性ってのは確かに幸福と呼ばれていいんだろうし、そういうものをひとつでも多く享受するのが、なんてーか、こう、人生の意味みたいなものになるんだろうな。とか脳内が血迷ってみたという(^^;

ちなみに私は、せめて物語くらいはパッピーエンドが至上だろ? みたいな考え方ですm(_ _)m
by 川端 (2013-09-03 17:54) 

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