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屯鶴峯 [ライト関連]

過日、屯鶴峯という岩山を。正確にはその岩山に掘られた地下壕を見学に行って参りました。

メンバーは98kさんwingさんred-bicycleさんそして川端の、計四名。

以前にも一度。

ほぼ四年前

にも見学させて頂いているのですが、こちらもまた前回記事の砲台と同じく第二次世界大戦の遺構のひとつ。類する観光地のイメージとしては、長野にある松代象山地下壕。その小さいバージョン(未整備)的な趣のものが今回訪れた地下壕であろうかと。

どんなトコかってーと


01-201212point-A.jpg


図にすればこんなトコです。
こういうあみだくじみたいなトンネルがでっかい岩山に掘ってある場所。

02-201212outline.jpg

中はざっくりこんなカンジ。

図のスケール(ほぼほぼ正確なハズ)からご判断頂ければと思うのですが、それなりに規模があって、照明設備は皆無。ですが、崩落による閉塞等が無いので、図面にある全ての場所に入壕が可能です。
図面上は至って簡単な構造に見えますが、実際中に入れば体感として少し複雑。一部勾配箇所もあり、真昼であっても外光の届かぬ場所も多い。
通路が頭に入っていれば方角を見失うことは無いだろうと思うのですが、闇雲に動き回ると現在位置はアッサリ判らなくなるかも知れません。もしもマップ無しで中がどうなっているのか一巡で判断できたなら、それは特異なほどに優れた方向感覚であろうかと。その程度の「迷路」であります。

内部には雨水の流入が強く認められ、その浸食から足元は歩行が困難ではない程度の不陸(でこぼこ)となっており、更には、

03-201212fall.jpg

各所に身の危険を感じる程の落石が認められます。

終戦から67年。岩山を刳り抜いて造られているとはいえ、この峯は石質が柔らかく風化も早いとされる凝灰岩(堆積形成のようです。また、見たところ珪素分が多く含まれているように感じられました)が主であるらしいので、そう遠くない未来、この壕に立ち入ることは出来なくなってしまうのかも知れませんね。恐らくは、崩れてしまうよりも路床の水没が先であろうかと。

構造上、かつ雨水に伴う土砂流入の結果出入り口よりも路床が低くなっており、故に排水が悪く年中水溜りが点在しているものと思われ、その水深は最深箇所で30cmを超えると判断されます。感覚に過ぎませんが、四年前より水溜りの規模が拡大しているのではないかと思われました。
長靴かウェーダーのようなものでも装備していない限り、場所によってはくるぶし、あるいは膝近くまでの水深を避ける必要があります。また、壁面や天井部には峯を浸透してきたと思しき漏水箇所が多数。

なので、この地下壕。自前の照明無しでの活動は極めて難しいと思います。


内部で確認できた生息動物は、跳ねまわる小さなカマドウマの大群。

そして、

04-201212bat.jpg

コウモリさん。

詳しくないので種類は分かりませんが、鍾乳洞なんかによくいる。具体的には天川の蝙蝠窟にいたコウモリさんと同じ種類のような気がします。
果実をむしり取るかのような写真になってはいますが、私はこの彼だか彼女だかに触れていません。念の為。
触れるギリギリまで私の指が迫っても、まったくお構いなしにスヤスヤとお休みなっていらっしゃいました(^^)

さてさて。

少し前後しますが、

05-20121201park.jpg

この屯鶴峯。奇岩が観光スポットになっているため、また、ダイヤモンドトレールという全長45~50㎞という大規模なハイキングコースの始点ともなっているためなのか、入口付近にはトイレもあり、また、四年前には無かった駐車スペースも整備され、隣接の道路も拡幅されておりました。

06-201212map.jpg

マップです。画像だと小さいですが、実際はA3サイズ二枚。

これが屯鶴峯の、まあ、全景というか、その地下壕の位置と我々が辿ったルートになります。

マッピングなどせずに進みましたので記憶に頼り不正確かつ切り返しなど細かい部分は完全に省略しておりますが、
黄色は峯の頂上を経由するルート。
水色が谷筋を進むルート。
我々が見学したのは西側の壕で、東側の壕は施設利用されており立ち入ることができません。ちなみにこの辺りを住所で言うと奈良県香芝市穴虫某所ということになるようです。

今回は黄色のルートで行きました。水色のルートは四年前。


07-201212find.jpg

今回の黄色ルートを発見、というか、そのルートを進むことを選択なさったのはred-bicycleさんであります。

前リンクの98kさんの御記事をご参照頂ければと思うのですが、その当時我々"関西組"はまだ98kさんwingさんと私の三名だけでred-bicycleさんとは知りあっていなかったんですね。だから、当然のように四年前にはred-bicycleさんとご一緒は出来ていなかった。

また、red-bicycleさんがこの地下壕を初見であるとのことでもあったので、

「じゃあ、マップ渡しますんで。red-bicycleさんが地下壕を見つけて下さい」

と、提案させて頂きました。そのほうが楽しいかと思って。


で、結果から先に。

このひと。つまりred-bicycleと書いて赤い鉄人と読む氏は、四年前には四時間近く三人で迷いに迷ってやっとこさ到着した地下壕に、ほぼ最短と言って良い黄色のルートを、迷うことなく一直線。
なんと約二十分で壕に到着なさいました。
赤いから三倍どころじゃねぇ。12倍。いや、三対一だから36倍?
ちなみに氏はコンパス不使用。方角は、背中に太陽を感じていれば"だいだい分かる"のだそうです。前世は渡り鳥か?

もうね、マジか? と。 ぶっちゃけ、なんでやねん! と(^^:

なんちゅーか、やっぱ、こう、動物的な勘が鋭いというか、体力もあるし目も良いし、red-bicycleさんすげーですわな。素直に脱帽でした。


ああ、でも。。。

そういえば四年前。

思い返してみれば、主に98kさんの先導により我々もほぼ三十分程度で壕のすぐ傍。具体的には水色のルートの谷筋で鋭角に切り返して壕の入口へと登る地点に到着していたんですよね。
該当地点あたりで、98kさんは確か「この辺りのハズ」だと仰ってもいた。
けれど、そこで我々は判断を間違えた。壕の入口が谷筋から目視で確認できるものであると全員が思い込んでいたんですね。だから迷っちゃった。

なんやかんやゆーて、あの日アッサリとポイントを特定し至近までとはいえ到着できた98kさんも、やっぱり凄いんじゃないかと思うんですよね。想像するに勘というよりは経験則的な部分で。

ま、とりあえず私は、初挑戦の単独だと何時間掛けても壕に辿りつける気がしませんけれども(--ゞ


とゆーことで、

黄色、あるいは水色のルートで地図上の丸十字の部分に到着すると、

08-201212②.jpg

最初の図面②の入口か、

09-201212③④.jpg

③、④の入口が発見できます。


③、④は入ってすぐから完全に水没しているので、

10-201212②inside.jpg

②から中へ入るのが無難。


我々は適当に中をウロウロしてから

11-201212⑦outside.jpg

西側の⑦へと抜けて

12-201212lunch.jpg

休憩がてらの昼食を(^^)

ちなみに

13-20121298k.jpg

この写真。

いや、まあ、ただの酔っ払いにしか見えないというウワサも無きにしもではあるのですが・・・

こう、98kさんが満喫なさっているカンジが伝わるでしょうか? 


この時のメシ食ってる前後の写真ねぇ。ホントねぇ、皆さんいいカオして笑ってんのね。アタシも含め。

公開できないのが残念でならない。なんとなく。。。


で、

14-201212⑤or⑥.jpg

反対側⑤または⑥(どっちか忘れましたが、たぶん⑥)の入口から再突入。ちなみに⑧は⑤⑥⑦よりも高い位置にあり、壕内からだと勾配を上って行くことが出来ましたが、閉鎖されていたので出入りはできませんでした。


再突入してみると、

15-201212①find.jpg

図でいえば丸Aの地点を、えーと・・・ 発見?

疑問形なのは、前も見たっけなぁ? みたいなカンジで、どうにも見覚えがなかったからなんです。前回くまなく回ったと思ってたんだけどなぁ・・・(^^;

16-201212①find-2.jpg

狭い部分をくぐって進むと、中の空間はけっこう広がっており、

17-201212①.jpg

①の出入り口へと続きます。

写真でご判断いただけるかどうかなのですが、左の退避部分らしきものの床を水平だとすると、①の出入り口はほぼ縦穴。高低差、どんなもんかなぁ? 3メートル前後くらいだったかな? チョロチョロと水の流れる凄く小さな滝みたいになっておりまして。

私、ここ登ったんですよね。ええチョーシんのって。で、降りられなくなっちゃいまして。。。

いや、登ってるときに降りられないのは分かってた。わりと急角度だし足場は少ないし滑るし。
分かってたんですけれど、パラコード持ってるつもりだったんですよね。いつもザックに入ってるから。それで降りればいいや。と、登っちゃった。
でも、登り切ってから今回はウエストポーチの最小装備。そのザックそのものを持って無かった事に気がつき「あっちゃ~」みたいな。ね。。。orz

最初は外から②の入口のところへ行こうと試み皆さんからはぐれたものの、そのルートが発見できないまま下へ下へと進むしかなくて。
仕方がないので、マップ上緑の線を通って単独で峯から脱出しました。

途中整備ルートみたいなものに辿り着いたりもしたのですが、柵とか立入禁止とかもあり、なんやかんやで、

18-201212escape.jpg

気がつけばこんなところに行き着き国道をえっちらおっちら歩いて駐車場まで。
どうだろう? だいたい2kmくらいの道程だったような気がしますが、険しいとこもあったので、結構疲れました(--;


緑の線は、ルートというより雨水によって無理やり切り開かれた川みたいな崖みたいな、そういうルートです。下るのは容易いですが、上るのは困難。峯から脱出する為には川を横断しイバラみたいな棘のある植物の藪を突破せねばなりませんでしたので・・・

素直に、お勧めしませんm(_ _)m

以上。

なんですが、


19-201212banana①.jpg

コレ。

何だと思います?


なんか少し、若干恒例っぽいカンジが無きにしも非ず、いわゆる関西組でオフをするとなぜか誰かが持ってくるという

20-201212banana②.jpg

非常食です(^^)

ちなみにこのドライバナナをご提供頂いたのはwingさん。ごちそう様ですm(_ _)m

栄養価が高く、わりと長期の保存がきく。ドライフルーツはビタミンや繊維を手軽に摂取できるような気がするので、非常用の保存食として優れているのかも知れませんね。

ちなみに私には「確かにバナナなんだけれどもなんだかアケビっぽい味」がしました。


21-201212banana③.jpg

うん。潔いいな(^^)b


おしまいm(_ _)m


コメント(6) 
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コメント 6

wing

楽しかったですね(^^)
送迎ありがとうございました。

同じところでも4年ぶりだと新鮮で楽しめました。
ほんと4年前の記憶と違う箇所が多くて・・・ 老化かなぁ。
いや、きっと夜な夜な鉄塔や山が動いてる・・・

by wing (2012-12-09 00:16) 

川端

へろう。wingさん\(^^)

私もまったく同じ感想です。なんか「思ってたより」みたいなことがたくさんあったような(^^;

また遊んでくださいましm(_ _)m


by 川端 (2012-12-10 07:36) 

98k

ありゃ、無事に脱出されたんですね・・・
そーいえば帰りも送っていただいたよ―な気も・・・
なにせ昼食宴会後の記憶が、大部分飛んでしまっているもので・・・
いずれにせよ、今回も送迎ありがとうございました。m(_ _)m

by 98k (2012-12-11 20:07) 

red-bicycle

送迎ありがとうございました<(_ _)>

今回は皆さんの後ろから付いて行けばいいやと気楽に考えていたのですが・・・迷わずにたどり着けてよかったです。
つか私には大阪市内での電車の乗り換えのほうが遥かに難しいってか、乗り間違えて集合時間に遅れはしないかと不安でキョドってたので周りから見たらかなり挙動不審人物だったと思います。
実際JR→近鉄連絡の改札口で「ピンポンピンポン」鳴って駅員が走ってきたときは焦りました(;^_^A



by red-bicycle (2012-12-12 00:17) 

川端

へろうへろう。98kさん\(^^)

はぐれちゃって。というか、そもそも軽率な行動ですみませんでしたm(_ _)m
つか、あんま覚えていらっしゃらないのなら、実はなによりっス。。。

可能な範囲で自重しますので(^^;またどっかで遊びましょうm(_ _)m
by 川端 (2012-12-12 12:58) 

川端

へろうへろうへろう。red-bicycleさん\(^^)

私は、探検とか探索とか。やっぱ初見の場所がいっとー楽しいのではないか? みたいな気がしたんです。が、屯鶴峯。どーも鉄人にはヌルかったようなのね。。。
ちなみに電車。私はほとんど乗らないので、きっと、いや確実に迷いそうな気がします(^^;

お疲れさまでした。また遊びに行きましょうm(_ _)m
着いてける範囲で着いてきますので(^^;
by 川端 (2012-12-12 13:00) 

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