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家路対策再之参 [防災とかそのへん]

 

地震の発生は、22時51分

彼は眠っていた。


独り暮らし。いわゆる独身貴族の彼は、カウンターセパレートのリビングダイニング併せて20畳の2LDKという、独りで住むには十分に過ぎるほど広いマンションの一室で、ベッドの中にいた。

彼の住まいに於ける震度は6強、その揺れは約17秒。

眠っている最中にベッドごと突き上げられれば、人はまさに飛び起きる。


のだが・・・


激しい衝撃に眠りを妨げられはしたものの、彼は極めてゆっくりと覚醒。

そして周囲の闇を確認しようと枕もとのスタンドに手を伸ばす。

しかし、強い揺れに家具は移動していて、そこにスタンドは無い。


その手は空を切る。


頭の中で「ふざけんな」と呟き、

彼は、再びの眠りについた。


彼の名は、仏五山という。

 

 


  

同22時51分

羽田は、飛び起きる。


隣で眠る妻を庇おうと、肩を抱き寄せ布団にもぐりこみ、耐えること十数秒。

彼は自分たちに倒れ掛かる家具の無いことを知っていた。

しかし、恐れたのは父の代から住む木造建築であるが故の家屋の強度。内装はリフォームされ、梁に補強が為されていても、その根幹は古い。もしも天井が崩れ落ちれば命にかかわる。

万が一の倒壊に、羽毛の軽い布団が自分たちを守ってくれるとは思わない。だが、何も無いよりはマシな筈だ。


揺れが収まったと見るや、彼の行動は開始される。

ベッドの枕元に吊るしてあった懐中電灯に手を伸ばし、ストラップを引き千切らんがばかりの勢いでひっつかみ、動くなと妻に言い残し、立ち上がるまでに約5秒。

すぐさま木製のドアへと向かう。だが、開かない。

彼はベッドの下に放り込んであったふたつの非常持ち出し袋のうちひとつを妻へと手渡し、外に逃げるから用意しておけと告げる。

そして、同じくベッドの下に置いてあった靴を履き、次いで長さ60cmほどのパールを引きずり出す。

起き上がってからここまでに約20秒。


彼は、なんの躊躇も無くドアノブを破壊。ドアを蹴破り寝室を出るまでに約120秒。


隣室の子供部屋へと向かい、ドアノブに手を掛ける。これも開かない。

だいじょうぶかと外から声を掛けると、中から子供たちの声が聞こえる。寝室を出て、ここまでに約10秒。


ドアから離れていろと叫び、ふたつめのドアノブを破壊し、ドアを抉じ開けるのに約180秒。


子供はふたり、それぞれにそれぞれの防寒着と靴と防災バッグを装備させ、寝室の妻を迎えるまでに約120秒。


既に準備を終えた妻と合流しつつ、自らも防寒着を身に着けザックを背負うのに約20秒。

家族を先導し、寝室のある二階から階下へ移動するのに約50秒。


金属製の玄関ドアを試すが、開かない。

取って返し、リビングの掃き出しを試すが、これも開かない。


彼は、三度バールを握り締める。


一階に降り立ち、彼が家族を下がらせ掃き出しのガラスにバールを叩きつけるまでに約40秒。

破れたガラスの内側から金属製の雨戸を蹴り、渾身五度目の蹴りが雨戸を吹き飛ばす。

妻を先頭に、次いでふたりの子供を枠に残ったガラスに触れぬよう注意深く先行する妻に預け、最後に自分が外へ。


それは、地震発生から700秒余りの短い脱出劇だった。

 

外は雨。

子供たちにポンチョを被せてやりながら、羽田は小さく呟く。


「あ~、怖かったぁ・・・(^^;」

 

 

 



私は、

ほとんど寝転んだような体勢のまま、 机の下からダンボールを片手で引き摺り出す。


そのまま引き倒すと、2Lのペットボトルの水が一本滑り出してきた。

ちなみに、滑り出してきた1本は予備用。もう1本はザックの中に納まっている。


続いて、ザックを引っ張り出す。


前回、ロッカーからザックを取り出すのに苦労した経験から、私は今回机の下にすべてを移動させていた。

のだが、、、

今回は、そろそろ帰ろうかとロッカーの前に立っている瞬間に地震に遭遇してしまった。


備えとは得てしてそういうものであるのか、それとも役を奪われたロッカーの恨みなのか、はたまた無機物からの歪んだ愛情か・・・

なにしろ、鋼鉄の四角い彼女に抱きつかれた挙句ケガまでさせられるとは思わなかった。

スチールロッカーに恋焦がれられたってちっとも嬉しくねーや。というか、できればもっとやさしく抱擁して欲しかったね。それでも嫌だけど。


なんだっけ?歌があったね。

予期せぬ愛に自由奪われたいね。だっけか?


まあ、相手によるわな。


てゆーか、

ロッカーを固定しておかなかったことがそもそもの不手際、か・・・


まあ、とにかく不運としか言いようも無いが、いつ遭うのかなんてわかりゃしないのが天災。愚痴ってみても仕方が無い。

身動きできないほど、命にかかわりそうな気配がするほどのケガでなかったことを幸運とするしかないのだろう。

 

私が引っ張り出してきたザックはドイターのフューチュラ42ACという。


重量は2kg弱。名前の通り容量は42L、らしい。

正直、デカい。


しかし、大きさの割にはまだ軽い部類だと私は思う。


なによりも、"AC" つまり "Air Comfort" といって、

ザック裏アーチ状のフレームが背面にあたるメッシュパネルにテンションを掛けており、背負ったときにそこいらなカンジのリュックサックなんかとは比べ物にならない通気性がある。

フレームは頑強で、テンションの掛かったメッシュは背中にフィットし、ヒップベルトやチェストストラップによる背負い心地もいい。

実際、体にフィットし、荷物が軽く感じられるのだ。

ただ、このフレームのお陰でコンパートメント内側にもアーチが出来ているワケで、そのせいなのか、42Lという数字の割には入る量が少ない気もなんとなくする。


メインコンパートメントは内部で2気室に、ジッパーで上下のセパレートが可能。

下部のセパレートコンパートメントはジッパーにより外からダイレクトアクセスも可。セパレートを解除していればメインの1気室に上下からアクセスできることになる。


ハイドレーションといって、ザックを背負ったまま使える水筒に対応。


メインとは別にウォレットアンドキースペース付きの上部コンパートメントが設けられていて、コイツもジッパーによるダイレクトアクセス。


ファーストアクセス用の小型ジッパーポケット(要はすぐに取り出せる小物入れ)が最上部に一箇所と外部に二箇所。


あと、サイドメッシュポケットが両側に。ボトムにはレインカバーが仕込んである。


ダイレクトアクセスってのは、例えばフラップを外してからジッパーを開けるとかそういう段階を踏むのではなく、開ければイキナリ中身に触れる状態のコンパートメントアクセスのこと。

 

まずは、

上部コンパートメントに放り込んでおいたフェイスタオルを片手で引っ張り出し、傷口を押さえる。


「うめき」っていうのかな?

自分の耳にさえ奇異な声が漏れ、しばらく動けなかった。


ああ、なんか、、、

血の気引いてきたような気がするな。

もうこのままじっとしてたほうが楽なんだろうな。

なんてなことを思いながら、それでもなんとか気力をひねり出して、ザックのメインコンパートメントから、ファーストエイドポーチを引き摺り出す。


このポーチ、21cm×15cm×5cmと、それほど大きなものではない。


理由は、

「そもそも、あなたの医療的な知識はどんなモンなの?」

と問われれば、私は「皆無」としか答えようがないからだ。


私が実際に可能な治療は、擦り傷、切り傷、打ち身に火傷。それもごく軽い場合に於いてのみ。


骨も繋げないし、傷口を縫うことも出来きゃしない。

内臓破裂なんざ論外で、たぶん目の前の人、自分自身でさえ、そうなっていることさえ判らないだろう。


出来るのは、縛ったり押さえたりの止血、消毒したり、冷やしたり、たぶん、このくらい。

この場合に必要なのは、トゲ抜きピンセットの類、水というか何しろ傷口を洗浄できるもの、タオル、ガーゼ、消毒薬、湿布、包帯、サージカルテープ、ハサミ。


腕や足の骨折であれば、まともに戻せはしないまでもそれ以上酷くならないように固定するくらいはなんとか。

捻挫や突き指くらいであれば、テーピングも少し出来る。

必要なのは、包帯と添え木。添え木は拾えれば良しだけれど、都合良く拾えない可能性を含む。あと、テーピング用のテープ。


ここまでで出てきた道具は、

ピンセット

タオル

ガーゼ

消毒薬

湿布

包帯

サージカルテープ

ハサミ

添え木

テーピングテープ

以上、十と一つ。


この中からポーチに詰める分を考えたとすると、水とタオルと添え木を除いた八つが残り、

内、ピンセットは、使いにくいのは承知で別途装備(ポーチには入れない)のマルチプライヤー(ニードルノーズ)を使用するとして省き、

更に、サージカルテープはテーピングテープで代用が利くので、これも省いてしまうと、

ガーゼ

消毒薬

湿布

包帯

テーピングテープ

ハサミ

以上、六つ。


ここまでが外傷。

 

服用する薬品として持っておきたいと思ったのは、

頭痛薬兼痛み止め兼解熱剤。まあ、バファリンとかセデスとかの類。持てるのなら、ロキソニンとかボルタレンなんかのほうが有効、かな?

とりあえず、私は薬剤師の知り合いもいないし薬事免許も持っちゃいないので市販のバファリン。

で、基本的に腹痛には腹痛薬しか効かないらしいので腹痛薬。ぶっちゃけ、正露丸だよね。

以上二つ。


ここまでの八つは必須。


あと、個人的に歯磨きだけはどうしても欲かったので、歯ブラシと練り歯磨きを1セットとして、これで九つ。


で、

あとは、ナイロン袋各種、ゴム手袋、マスク、水に流せるティッシュ、目薬、風邪薬、人工呼吸用のキーホルダー、髭剃り、爪切り、耳栓、ポイズンリムーバにレスタミンコーワ軟膏。


これらを全部収めても、小さめのセカンドバッグくらいの大きさのポーチで充分収まってしまう。


つまり、

医学的知識とスキルの低さ故に、私のファーストエイドは小さなポーチで充分事足りてしまうってハナシ。

 

 


  

22時51分

彼もまた、眠っていた。


かなりの揺れに襲われた筈なのだが、その衝撃は彼の眠りを妨げるに足りない。

彼の名は九十八。

 

彼は眠り続ける・・・

 

 

続くm(_ _)m


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コメント 16

RAMONE

九十八・・・ ブハハwww

翌朝目が覚めたら、テントやバーナーの活躍に胸を躍らせて
目がキラキラしてそうですね。
by RAMONE (2008-03-24 14:27) 

cinq

すいません、一度寝たらなかなか起きないものでw

メディカルポーチの中身で、湿布というのは思いつきませんでした。
あと歯磨きセットも。
参考にさせていただきます<(_ _)>
by cinq (2008-03-24 20:46) 

98k

こっ、こんどのシリーズ・・・
「眠れる森の美男」のお話だったのね・・・わくわく

レスタミンコーワが、どんな外用薬か知らないんですが、
外用と内服用の抗生物質、これは必須であります。

わたくしの外用には、医者でもらった
ゲンダシン軟膏というのが入れてありますが、
外用の化膿止め軟膏は、市販されてるので薬剤師に相談を。

内服用の抗生物質はなかなか市販のものがありませんが、
わたくし、風邪のときに処方してもらう、
クラビット錠というのを、三日分入れてあります。

抗生物質は、その人にあったものでないといけませんが、
効果は絶大、外傷のみならず、たいていの細菌による感染症
に有効ですので、災害時だけでなく、なんらかの事情で
数日間以上、プロの医療を受けられない場合に備えて、
ぜひ入れておきましょうね。

内服薬は風邪とかで、かかりつけの開業医に行った時、
多い目にもらって、定期的に入れ替えましょう。

現代の日本では、抗生物質が安価で手に入る、
これが明暗を分けるポイントだと思います。
by 98k (2008-03-24 22:56) 

川端

>RAMONEさん

お目汚しを読んで頂けましたこと、また、コメント頂戴いたしましたこと、心より感謝申し上げますm(_ _)m

笑って頂けたのなら、なによりの至福です(^^)


ちなみに、

実際の98k氏と九十八には何の共通性もありませんからね。いろんな方面に念のため(^^;
by 川端 (2008-03-25 08:59) 

川端

>cinqさん

3月ですから(^^;ゴムリナサイマセンヨウニ・・・


湿布は、滅多と使いませんが代用品がなかなか確保できないんで持っています。

歯磨きは、無ければティッシュで磨くという方法もありますが、あんまスッキリはしません(^^;;
by 川端 (2008-03-25 08:59) 

川端

>98kさん

レスタミンコーワ軟膏は、ジフェンヒドラミンの抗ヒスタミン剤。

ポイズンリムーバとセットで毒虫対策。ムカデとハチ対策ですね。


ハチの毒は、アミン酸・低分子ペプチド・酵素類。あとは仲間を呼ぶフェロモンから成り、

例えば、アミン酸のセロトニンとかドーパミンとか、低分子ペプチドのハチ毒キニンとかが痛みや痒みを起こし、

酵素類に含まれるアレルゲンがアレルギーを引き起こす。ムカデの毒にもアレルゲンが含まれているのだそうです。


このアレルギーはアナフィラキシー型、Ⅰ型と呼ばれるものらしくて、

IgEというタイプの免疫グロブリンがヒトの肥満細胞や白血球に結合し、そこに抗原が結合することで、
これらの細胞がヒスタミンやセロトニンなどの生理活性物質を過剰に放出し、

それにより、血管の拡張・透過性亢進などが起こり、浮腫、掻痒などの症状が現れる。


これは、とても速い体の拒否反応なので、即時型過敏と呼ばれるのだとか。

なので、内服カプセルの抗ヒスタミン剤なんかだと遅いかも知れない。


抗アレルギー薬の一種である抗ヒスタミン剤の軟膏は、まあ、気休めなのかも知れませんが、

私は、たぶんアレルギー体質ではなかろうか?と思われるので、必須にしています。


まあ、ハチの毒は水溶性らしいので、リムーバで吸い出して、水洗いして、塗っとこうかな?みたいなカンジですm(_ _)m



抗生剤は、、、

たぶん薬事法には掛かんないような気はするんですが、

持ってていいのか?ってのを含めて、扱いが良く判りません(^^;
by 川端 (2008-03-25 09:00) 

TOMO

寝起きの悪い方、用意周到な方、眠りの深い方、
そしてまだ起きていた方、災害は誰にでも均等に
やってきますね。

ワタクシ、「揺れ」にはかなり敏感です。他人が気がつかない
震度1クラスでも、自分だけ気がつくことがしばしば。
例の「福岡県西方沖地震」の時も、余震のたびに飛び起きて
いました。
タンスや本棚はしっかり固定してあります。
枕元にはライトとバール。
ただ、自宅と職場が近いのと、住宅もまばらなこともあって、
帰宅セットは用意していません。
職場がビルの3階で、結構ぼろいビルなので、ビルからの脱出
セットを考えた方が良いのかもしれませんね。
by TOMO (2008-03-25 13:29) 

98k

再コメントですみません。
虫刺され用の抗ヒスタミン剤、一応キットに入れてますが、
アレルギーのメカニズムまでは知りませんでした。
いやあ、カワバタペディアは勉強になります。

ちなみに抗生物質は、医師の処方がないと入手できませんでしたが、外用薬に限っては今は市販もされているようです。
で、正規の医師の処方による内服用抗生剤を所持していること自体は、薬事法上、何の問題もないと思います。

使い方ですが、ともかく細菌による感染症の可能性のある腫れや発熱が起き、当分医師の診察を受けられない場合に、まず三日分服用する。
それで収まればよし、そうでなければ早めに診察を受け、服用した抗生剤と発症当時の状況を説明する。
ま、たいていは異なる抗生剤を処方されるだけですが・・・(^_^;)

ペニシリンだけ、という時代ではないので、その人にとって、アレルギーを起こさない抗生剤というのは、たいていありますので、
災害時やアウトドアでは、いつでも抗生剤を使えるように用意しておくべきだと、わたくしは思っています。

貧しい国で感染症による死者が多いのは、細菌そのものを殺す抗生剤が、経済的にもなかなか入手できない、という理由が殆どで、災害時やアウトドア、医療機関の少ない国への旅行などでは、経済的な理由以外で入手できないことになりますので、やはり自分で常備しておくしかないでしょう。

もちろん、平常時の濫用は抵抗力を弱めますので、緊急時に限るべきですが・・・

くだくだとえらそうに書きましたが、わたくし医学的知識も、電気や金属知識同様皆無、救急員資格も中級どまりであります。ううっ
by 98k (2008-03-25 23:59) 

98k

再々コメントすみません。
わかりにくい書き方だったので追記です。

>細菌による感染症の可能性のある・・・

わかりやすくいうと、バイ菌がうじゃうじゃいそうな状況、
つまり、土の上とか、汚い水の中とかで怪我をした、あるいは、
その土や水が体内に入った、または動物や昆虫に噛まれた、刺された、
といった状況のことであります。

あっ、オフ会キャンプとかで、怪しい人間と接触した場合も・・・

by 98k (2008-03-26 00:28) 

川端

>TOMOさん

いつなん時どんな災害が起こっても即座に対処できる状態なんて、たぶんあり得ないんだろうなとは思うんですケドね。すべてがなんとなくで書いております(^^;

ビル脱出は、会社の避難訓練らしきもので存在を確認しましたが、非難器具とかの確認から始まるのかも知れませんね。


>>カワバタペディア

まんまウィキペディアに出てることが「ほぼ」ですケドね(^^;


>>抗生剤

気になったんで薬事法をザッとナナメ読んでみたんですが、確かに、処方されたものを持っていたからといって何らかの違反になるということではないように思います。

また、処方した医師も、種類によってはアレルギーテストなどを行い処方していれば問題が無いし、それを使い切ったかどうか確認する義務も無さそうに思います。

念のためですが、私は薬にも法律にも素人で、「思う」だけですm(_ _)m


ただ、抗生剤、どうやら特に内服用は、

種類も様々で、体質によってはアレルギー症状を引き起こす可能性があり、原因菌との相性、そして原因菌の根絶も重要な問題であるように書かれている医療系サイトを見かけます。

どうやら、何かの理由で医師にかかり抗生剤を処方された場合、患者は処方箋の通りに「飲み切る」ことが基本とされているようで、これを怠ると飲んでいた抗生物質では効かない耐性菌に侵される可能性もあるので、抗生剤は残してはならないとされているようです。

使用期限もあり、それは、特に確認していませんが、処方され外箱を失い中身だけになっている薬には恐らく明記されていないでしょう。


従って、

何らかの理由で残ってしまったいつかの抗生剤を、原因菌を特定する知識の無いまま、そもそも原因菌と抗生剤の関連を知らぬまま、自分、もしくは他人に与えることは推奨されない。

んじゃないかなぁ~、っと、なんとなく思いましたm(_ _)m


まあ、非常時で他に手が無きゃ、私だってなんでもやりますケドね。たぶん(^^)
by 川端 (2008-03-26 08:03) 

98k

うーむ、なるほど・・・耐性菌に変異する可能性はたしかに怖いですね・・・

「特定原因菌向けの抗生剤」というのもわかるのですが・・・

ただまあ・・・(^_^;)

わたくしや家族が、内科、外科、歯科などで、通常処方してもらってる抗生剤、
種類も限られてますし、同世代でアウトドア好きの内科医と歯科医に聞いたら・・・
「まあ、風邪やちょっとした怪我、抜歯ぐらいやったら、ペニシリン以来の古いタイプの抗生剤しか出せへんし、一年程度やったら充分持ちまっせ。」と、ほぼ同じ答えでした。
や、やはりわたくしたち、ペニシリン神話の世代なんでしょうか・・・

で、感染症の疑いがあり、数日間以上、医師の治療が受けられない場合は、
とりあえず、三日間ほど抗生剤を服用しておいた方が、
死亡のリスクは少なくなるよ、との教えを信じてるわけです。

おっしゃるとおり、効かない細菌もあり、服用により耐性菌に変異する場合もあるようです。

でも、怪我や空腹、寒さなどで体力(免疫力)が著しく低下してたり、
安静が確保できない場合(歩き続け、または漕ぎ続けないと危機的状況から脱出できない場合など)は、耐性菌への変異の可能性より、
当面の死亡リスクを回避すべきだと思いますし、対症薬だけでなく、
やはり原因そのものを減殺してくれる抗生剤は常備すべきだと・・・

知識もなく、なんとなく思っていた次第であります。

何度も失礼しました。ぺこぺこ

by 98k (2008-03-26 23:42) 

川端

>98kさん

うーん・・・

改めて、活字って難しいですね(^^;


98kさん相手なので、正直に書きますね。

100人だか1000人だかン万人に一人だか知りませんが、そういう、恐らくかなり低いのであろうアレルギー体質や耐性菌発生の可能性や、杓子定規な薬品の取り扱いについて長ったらしく書いたのは、ぶっちゃけ、抗生剤の話題を続けたくなかったからです。

問題がある「かも知れない」から、もっともらしい正論で避けただけなんですね(^^;


記事本文について、神寺にケガをさせると決めた時、当然というか、抗生物質のことにも触れようかと思いはしましたが、そもそもその「扱い」が解らなかったので登場しません。

まあ、架空のお話なので「扱い」なんてどーでもいいっちゃあどーでもいいワケで、

なんなら、イリーガルなモノなんかバンバン登場させてみたり、それこそビルの窓を破ってロープでハーネス作って降下してそれでも長さが足りなくて十数メートル下の都合良くある川かなんかにダイブしてみたりとか、そういうことを書いたってなんの問題も無いし書いててきっと楽しいんでしょうが、

それでは、書きたいこととズレてしまう。


本記事というか、前の家路対策もそうだったんですが、出来れば誰にでも普通に手に入るモノ、基本的には特殊なスキルや「鍛え上げられた肉体」なんてな素敵なものを持たない者が「再現出来る」範囲で記事を書いている「つもり」なんですね。

とはいえ、私は、きっとどちらかといえば浅はかな人間なので、災害対策なんか記事にすると、ホントはやっちゃいけないことをいっぱい書いてしまう可能性も高かろうと思われたので、前回も、そして今回も「物語」なんですね。

要は、責任回避してるんです(^^;;

万が一にでも「その手があったか」と思う方がいらっしゃって、もしもそれが間違っていたとしたら、正直、責任持てないでしょ?


とゆーわけで、

私は、特に抗生剤に否定的ではありませんし、本当は、種類や入手方法を問わずその保持や保管もしくは使用についても特に強い意見を持ちませんm(_ _)m
by 川端 (2008-03-27 13:01) 

98k

いやあ、そんな配慮も知らず、長々と失礼しました。
ついついフィクションであることを忘れ、主人公である、
「川端さんを」、なんとか助けようと余計なおせっかいを・・・

小説でも映画でも、すぐに感情移入するほうなので、
なにとぞお許しください。
これからの展開を楽しみにしています。
by 98k (2008-03-27 23:04) 

森のプ~さん

ロキソニンやボルタレンは要処方薬じゃないでしょうか?
特にボルタレンは注意が必要です。ショック症状や急激な体温低下が起こる可能性があります。
その為ボルタレンSRという弱くしたのがあるくらいですから。
ボルタレンの座薬は熱さましに使われますが、38度以下では使用しないように言われてます。
手っ取り早く鎮痛解熱薬ではアスピリンは(バッファリンですね)やはり1世紀以上の歴史があり海外ではいまだに人気のある薬ですので有効かと。
ちなみに、バッファリンの市販薬と処方薬では薬量が違いますし、薬価が凄く安いので病院でもらうと凄く安いです。(古いから)
さらにちなみにボルタレンに近い市販薬ではポンタールが有ります
98kさんのゲンタシン軟膏は適用範囲が狭いのですから他にもあるのでお医者さんと要相談にて処方して貰いましょう。
テラマイシン等の軟膏が有効かと。
あとクラビットは「キノロン製剤」です。乱用すると耐性菌を生む可能性がありますので、最悪の場合以外は使用は避けたほうがいいかな・・・最近は薬価が安くなったので出すのかな???
風邪ではあまり処方されないと思うのですが。
それと、キノロンは鎮痛薬との相性があるので禁忌薬は確認しましょう。
フロモックスとかセフゾンのセフェム系抗生物質がお勧めではないでしょうか。
98kさん。今でもペニシリン系薬剤は有効ですよ。
特に広域感性ペニシリンなどは第一線で活躍中です。

by 森のプ~さん (2008-03-28 05:17) 

川端

>98kさん

>>余計なおせっかい

だと思っているわけでは決して無いんです。

興味はあるので、メールとか、ひざを突き合わせてなら、ぜひ詳しくお願いしたい気がします。

ただ、「あー、なんか、この吊り橋渡っちゃヤバそーっスよ。隊長」的な、そんなカンジです。

どうか誤解の無きようお願い致しますm(_ _)m


アレですね、、、

いままでどこにも責任回避とか書いた覚えがありませんからね。

98kさんからしたら、

「そんなモン知らんわ」っちゅーおハナシですわな(^^;;
by 川端 (2008-03-28 12:32) 

川端

>森のプ~さん

>>ロキソニンとかボルタレン

あー・・・ やっぱ要処方っぽいのかぁ・・・

近い市販薬が、あるにはあるんですね。


>>抗生剤

なるほどなぁ、、、

種類や効能、危険性も色々なんですね~

大まかにでも覚えとくとなにかの折に有利かなぁ・・・


しかし、、、

話してても思うんですが、森プ~さん、たぶん私みたいに付け焼刃で調べなくても「知ってる」んですよね。。。

ホント、いろんなことにお詳しい。ちゅーか、相変わらず正体が不明(^^;
by 川端 (2008-03-28 12:33) 

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